福山市は22日、介護保険制度を安定させるため、国から交付される「介護給付費財政調整交付金」の申請ミスがあり、2021、22年度で計約3200万円分が不交付になったと発表した。
市介護保険課によると、調整交付金の算定基礎となる被保険者の所得段階区分を誤って国に報告したのが原因。国が定める120万円以上210万円未満、210万円以上320万円未満に該当する一部の被保険者を所得が多い区分に組み込んでいた。21年度の制度改正で所得段階の設定金額が変わったが、変更前の方法で処理していたという。
昨年4月、会計検査のため、事前に広島県へ資料を提出して発覚。21年度の過少額2317万7千円は追加申請の期限を過ぎているため受け取れず、22年度の3135万4千円は7割相当が追加交付される。介護サービスや保険料への影響はないものの、市介護給付費準備基金への積立金は本来より少なくなる。
市は「市民に迷惑をかけ申し訳ない。ミス防止マニュアルを整備し再発防止を徹底する」としている。
市介護保険課によると、調整交付金の算定基礎となる被保険者の所得段階区分を誤って国に報告したのが原因。国が定める120万円以上210万円未満、210万円以上320万円未満に該当する一部の被保険者を所得が多い区分に組み込んでいた。21年度の制度改正で所得段階の設定金額が変わったが、変更前の方法で処理していたという。
昨年4月、会計検査のため、事前に広島県へ資料を提出して発覚。21年度の過少額2317万7千円は追加申請の期限を過ぎているため受け取れず、22年度の3135万4千円は7割相当が追加交付される。介護サービスや保険料への影響はないものの、市介護給付費準備基金への積立金は本来より少なくなる。
市は「市民に迷惑をかけ申し訳ない。ミス防止マニュアルを整備し再発防止を徹底する」としている。
(2024年03月22日 18時10分 更新)