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時計台跡 サーカスドーム広場に 岡山・表町、23日に記念の催し

岡山市表町商店街南部の時計台跡に完成したサーカスドーム広場
岡山市表町商店街南部の時計台跡に完成したサーカスドーム広場
 岡山市表町商店街南部の時計台跡に整備されていたイベントスペース「サーカスドーム広場」が22日、完成した。市内外のアーティストや市民に表現活動の場として活用してもらい、商店街のにぎわい創出につなげる。23日には記念イベントが開かれ、にぎやかに幕開けを告げる。

 広場は表町商店街を構成し、南北に連なる紙屋町、千日前と東西に延びる西大寺町の各商店街の交差点付近に設けられた。路面にはイベントスペースとなる直径約11メートル、約7メートルの円を描き、内側の円内を赤色、二つの円の間を黄色で着色。中央には表町商店街一帯の地図をあしらった。

 表町は世界三大サーカスの一つ、木下サーカス(北区表町)の発祥の地で、ドーム形の広場天井にはピエロや動物のイラストが描かれていることで知られる。岡山表町南部商店街振興組合の矢部久智理事長(52)は「ここを市民の皆さんのステージにしたい。広場の名前を広く認知してもらえたら」と話した。

 広場では半世紀以上前に時計台が設置された。代替わりしながら表町のシンボルとして親しまれたが、広場整備に伴い2月20日に撤去された。23日の記念イベントは午前11時45分~午後4時、地元楽器店によるライブのほかマジックショー、大道芸も披露される。

 広場の利用に関する問い合わせはソバラ屋(086―225―3755)。

(2024年03月22日 17時22分 更新)

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