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山本、目を疑うような乱調 注目のデビュー戦は黒星

 パドレス戦の1回、適時打を浴び5点目を許すドジャース・山本。奥左は生還するカンプサノ=ソウル(共同)
 パドレス戦の1回、適時打を浴び5点目を許すドジャース・山本。奥左は生還するカンプサノ=ソウル(共同)
 目を疑うような光景だった。日米韓が注目した山本のドジャース初登板は大荒れだった。4長短打を浴びるなど打者9人の猛攻を許して5失点。約20分に及んだ一回の投球を終え、足取り重くベンチに引き揚げた。二回にマウンドに上がることなく、黒星が記録された。

 150キロ台中盤まで球速は出た。だが、制球が定まらない。第1球をボガーツに安打され、タティスは死球。クロネンワースには浮いたスプリットを右翼線に運ばれ、1死も奪えず2失点。活路を見いだした緩いカーブも下位打線に捉えられ、5点目を失うと舌を出して首をひねった。

 オリックス時代、レギュラーシーズンで先発して5回に届かなかったのはわずか2度。

(2024年03月21日 23時06分 更新)

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