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大谷選手の水原一平通訳を解雇 違法賭博関与か、選手口座で送金

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(右)の専属通訳、水原一平氏=2月、アリゾナ州グレンデール(共同)
 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(右)の専属通訳、水原一平氏=2月、アリゾナ州グレンデール(共同)
 【ロサンゼルス、ソウル共同】米大リーグ、ドジャースは21日、大谷翔平選手(29)の通訳を務めてきた水原一平氏(39)との契約を解除したと発表した。複数の米メディアが20日付で報じた解雇を事実上認め、広報は「ドジャースも報道は把握しており、情報を収集している。現時点でそれ以上のコメントはない」との声明を出した。ロサンゼルス・タイムズ(電子版)によると、違法とされるブックメーカー(賭け屋)との関係が浮上し、告発された。

 スポーツ専門局ESPNは、水原氏は捜査当局が調べていたブックメーカーに借金があり、大谷選手の口座から少なくとも450万ドル(約6億8千万円)が送金されたと伝えた。水原氏はESPNの取材に「違法だとは知らなかった。野球に賭けたことはない」と述べ、大谷選手が賭博に関与していないことを強調した。大谷選手側の弁護士は「翔平が大規模な窃盗の被害に遭っていることが判明し、当局に問題を引き渡した」との声明を出した。

 水原氏は18年にエンゼルスに移籍した大谷選手とともに渡米し、専属通訳となった。

(2024年03月21日 12時13分 更新)

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