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がいせん桜 雪化粧 岡山県北部、花冷えの一日に

積雪に見舞われたがいせん桜通り=20日午前10時11分、新庄村
積雪に見舞われたがいせん桜通り=20日午前10時11分、新庄村
 20日の中国地方は強い寒気が流れ込んだ影響で、各地で真冬並みまで気温が下がり、花冷えの一日となった。岡山県北部では雪が降り、開花を控えた桜が真っ白に雪化粧した。

 県内の午後7時までの最高気温は新見市千屋4・6度(平年10・7度)津山市6・0度(14・1度)岡山市中心部9・7度(15・2度)―など全16観測地点で平年を8・1~1・4度下回った。大半は未明に観測し、日中はさらに冷え込んだ。強風も吹き荒れ、最大瞬間風速は奈義町で23・4メートル、岡山市中心部で17・9メートルを記録した。

 午後7時までの24時間降雪量は新見市千屋14センチ、真庭市蒜山上長田2センチ。新庄村のがいせん桜通りでは15センチほどの積雪を記録し、開花前のソメイヨシノを真っ白に染めた。村職員の千葉智明さん(44)は「湿った重い雪が短時間で一気に降り積もった。寒さの影響で桜の開花期間が延び、長く楽しめることを期待したい」と話した。

 岡山地方気象台は「21日も上空の寒気の影響で日中の気温は低めになる」と予報している。

(2024年03月20日 19時56分 更新)

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