山陽新聞デジタル|さんデジ

地域に一層寄り添う販売所に 山陽新聞山陽会、岡山で総会

山陽新聞山陽会総会であいさつする松田社長
山陽新聞山陽会総会であいさつする松田社長
 岡山、広島、香川県の山陽新聞販売所でつくる協同組合山陽新聞山陽会の2024年総会が20日、岡山市内で開かれた。創刊145周年を機に、組合員が一致団結してより一層読者や住民に寄り添い、誰も取り残さない地域づくりへ必要とされる販売所を目指すことを誓った。

 販売所長や山陽新聞社の松田正己社長、役員ら約100人が出席。松田社長は先行き不透明な社会情勢に触れ「差別や分断のない地域に向けて、確かな判断材料を届ける新聞の存在意義は高まっている。取り巻く環境は厳しいが、心を一つに自ら変革しながら挑戦していくことで展望は開ける」とあいさつした。

 総会では、創刊145周年記念キャンペーン懸賞や、脳を活性化させる新聞の効果を活用したターゲット型などの多彩な営業、会員制電子版・山陽新聞デジタル(さんデジ)の普及促進策などを盛り込んだ24年の事業計画や予算を承認した。

 山陽会の加藤辰彦代表理事は「地域との絆を深め、新聞の価値を伝えながら、部数確保へ努力を重ねていこう」と強調。同社の田中宏典読者局長は「知恵を絞って、紙の新聞とさんデジそれぞれの特長を生かした営業を推進し、トータルで普及率向上を」と呼びかけた。

 この日は、地域活動や営業に精力的に取り組んだ販売所の表彰もあった。

(2024年03月20日 18時27分 更新)

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