「記者書評」・ユーリー・マムレーエフ著、松下隆志訳・「穴持たずども」 不条理な社会映す群像劇
ずっと悪い夢から覚めないような作品だ。「穴持たず」とは、冬眠に失敗して空腹のまま森をさまよう熊のこと。本書の登場人物たちは皆夢うつつなまま、それぞれの奇矯なやり方で、理不尽な世界における真理や魂に触...
この記事は会員限定です。
(2024年03月19日 16時02分 更新)
(2024年03月19日 16時02分 更新)