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原燃社長「先頭に立ち再発防止」 核監視不備、規制委で陳謝

 日本原燃の増田尚宏社長(画面)から意見聴取する原子力規制委員会の会合=18日午前、東京都港区
 日本原燃の増田尚宏社長(画面)から意見聴取する原子力規制委員会の会合=18日午前、東京都港区
 原子力規制委員会は18日、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)で国際原子力機関(IAEA)がカメラで監視している部屋の照明が全て消えて核燃料の監視ができなくなった問題を巡り、同社の増田尚宏社長を呼び意見聴取した。増田氏は陳謝した上で「私が先頭に立ち徹底して再発防止を図る」と述べた。

 この部屋は、プルトニウムやウランが核兵器に転用されるのを防ぐ保障措置として、IAEAが監視している。

 増田氏は「保障措置の重大な問題だ。IAEAの信頼を失うことは世界の信頼を失うことであり、日本の核燃料サイクルが継続できなくなる」との認識を示した。

(2024年03月18日 11時59分 更新)

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