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味に深み「愛宕梨カレー」完成 矢掛・水車の里、関係者に披露

愛宕ナシカレーの盛り付け例
愛宕ナシカレーの盛り付け例
愛宕ナシの甘みと香りが味に深みを出しているという「愛宕梨カレー」
愛宕ナシの甘みと香りが味に深みを出しているという「愛宕梨カレー」
 農業体験施設・水車の里フルーツトピア(岡山県矢掛町東三成)で栽培する愛宕ナシを使ったレトルトカレー「愛宕梨カレー」が完成し、15日、お披露目された。8種類のスパイスを組み合わせた本格チキンカレーで、ナシの上品な甘みと香りが味に深みを出すよう工夫したという。

 農園では年間約1トンの愛宕ナシを生産するが、そのうち約3割は傷などで出荷できておらず、指定管理者のエンジョイファーム(同所)が活用策としてカレーに着目。元町地域おこし協力隊員で特産品開発に携わってきたカリム・ジアゥルさんとパールビン・ソニアさん夫妻=バングラデシュ出身=からレシピを教わり、新見市の食品加工業者「哲多すずらん食品加工」と開発した。

 1箱756円。施設で取り扱い、今後は町外の百貨店などにも販路を広げたい考え。

 施設でのお披露目会では山岡敦町長や町内の飲食関係者ら15人が実際に味わい、町長は「おいしかった。特徴のある良い商品が矢掛に加わった」と話していた。

 県備中県民局の「備中流!産業による地域おこし支援事業」の一環。

(2024年03月15日 16時05分 更新)

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