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子どもたちが筆文字アート体験、進級・進学に向けた決意を発表

2024年03月05日 10時00分 更新
認定NPO法人皆繋
「ICS垢田家 進級をお祝いする会」日時:2024年3月30日(土) 13:30~16:00(予定)


「作品、仕上がったよ!」 昨年度「進級をお祝いする会」の様子から
 認定NPO法人 皆繋(みなつなぎ)(山口県下関市、代表理事 林 陽一郎)は、日本財団「子ども第三の居場所」事業の助成で運営している子ども・子育て支援の拠点「ICS垢田家」において、2024年3月30日(土)、「進級をお祝いする会」を開催いたします。
 この会は保護者やこの1年でお世話になったボランティアの方を招き、昨年もワークショップを実施した下関市内で活動する筆文字アート作家YaiYai(やいやい)氏のサポートのもと、筆ペンなどでデザインしたりパステルなどで装飾したりして作成した「オリジナルの文字アート」に感謝の気持ちを表現します形。また、この1年間の感謝の気持ちと進級・進学に向けた意気込みを一人ひとり発表、さらに4月からの1年をどのような垢田家にしていきたいか「垢田家  今年度の目標」を子どもたちみんなで決定します。

大好きな両親への感謝の気持ち
友だちへの感謝の気持ち
筆文字アートを通じて「感謝」と「決意」をテーマに表現
 筆文字アートインストラクター YaiYai氏は、「筆文字を通じて自分自身が癒され、沢山の方の心も癒され笑顔になりますように」との思いを込め、下関市内でアート活動を展開している作家です。垢田家へのボランティア登録をきっかけに繋がり、昨年の進級会でも子どもたちの「進級のお祝いのためのワークショップ」の企画を依頼しました。

昨年のYaiYaiさんのワークショップの様子
筆文字アートを作成する子どもたち
 今年もYaiYai氏が子どもたちの筆文字アート作成をサポートします。今年度は「垢田家」での1年の活動を振り返り、自分の成長を支えてくれた方々へ「感謝」「決意」をテーマに、2枚の作品を仕上げます。この「垢田家」での1年の活動を振り返り、自分の成長を支えてくれた方々への感謝の気持ちを表現するために、今年もYaiYai氏が来所し、子どもたちと共に筆文字アートを作成。その上で、お世話になった方々へ、感謝の言葉と進級への意気込みをみんなの前で発表します。
 その他、子どもたちが企画した『垢田家 来年度の目標』の投票結果を発表し(事前アンケートにより、集計)、これから1年間、垢田家での生活をどのようなものにしたいか、子どもたち全員で考えていきます。
 この1年間の振り返りや感謝を見つめ、次の学年にいかそうとする子どもたちが、どのような言葉や色で・表現するか。その正直な気持ちを自己肯定感へと繋げていきます。 つきましては、当日の取材のご検討をお願い申し上げます。なお、ご取材にあたっては、事前に取材申し込みをお願いいたします。

子ども第三の居場所 ICS垢田家「進級をお祝いする会」概要(予定)
●時間:2024年3月30日(土) 13:30~16:00(受付 13:00~)
●場所:ICS垢田家(山口県下関市新垢田南町1丁目11-11)
●内容:13:30~開会行事
13:35~1年の振り返り(動画を流す)
13:50~YaiYai氏による筆文字アートワークショップ
15:20~筆文字アート・来年度の誓い発表
15:40~『垢田家の来年度の目標』発表
15:50 お祝いのお菓子配り 写真撮影
●参加者:ICS垢田家を利用する子どもたち 30名程度、保護者、ボランティア10名程度

2023年の垢田家では、地域の多様なボランティアで約4,000人が交流
 垢田家は、包括的地域交流拠点(ICS)として多くの方々の「居場所」として役割を果たしています。2023年1月~12月の1年間で4,095人の交流がありました。現代の子どもたちは学校・家庭以外での交流の場が以前と比べ少なく、他者とのコミュニケーションを通して学ぶ機会は減少傾向にあります。垢田家のような「子ども第三の居場所」を通じて、家族だけでなく、食事や遊びなど生活のサポートをするボランティア、子どもたちとの遊びや学習支援で来所する高校生・大学生ボランティア、アロママッサージや韓国語講座等、自身の得意なことを提供する地域ボランティア等の多くの方々に支えられ、未来を生き抜く子どもたちに必要とされる「非認知能力」の伸長に繋がっています。独自開発した「非認知能力育成プログラム」で子どもの成長を支援
 本所は2018年より子どもの非認知能力を育成する包摂的地域交流拠点として活動をしています。一方、提供する教育の質を高めようとする上で、具体的な成長の姿や育むための仕組み、効果検証をする評価スケールなどがなく、質自体が不透明でした。そこで、非認知能力基づいた評価スケールと学習・生活支援とを関連付けて取り組む「非認知能力育成プログラム」を開発・運用しているところです。評価スケールとは「失敗したことをくよくよ考えることがありますか」など、非認知能力を生活場面に当てはめ、その時の自身の状態を四件法で回答するものです。約4カ月に1回実施し、同時にスタッフによる第三者評価も行っています。それらの結果をもとに成果や課題をサービス計画書に記し、子ども・保護者・スタッフでの懇談で共有。一人ひとりの非認知能力の伸長に繋げています。現在、来所回数が週1回以上の子、継続的な来所後「卒業」した子の結果について、入所時の基礎値と比べて直近の値が伸びていることが分かっています。


認定NPO法人皆繋スタッフ施設概要
名称:ICS垢田家
住所:山口県下関市新垢田南町1丁目11-11
主な利用者:小学生~中学生(定員20名程度)
開所日時:月、金曜は午後3時半~7時半、土曜は午前11時半~午後7時
設備:フリー(多目的)スペース、学習スペース、相談スペースなど
利用料金:無料
スタッフ:常時3名
(メンタル心理カウンセラー資格保持者・教員免許保持者・タクティール(R)ケアセラピスト資格保持者)
※保護者の方やご家族の子育てに関するご相談にも応じることが可能




日本財団「子ども第三の居場所」「子ども第三の居場所」とは
「子ども第三の居場所」は、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々の置かれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。同時に、学校や地域、専門機関と連携し、「誰一人取り残されない地域子育てコミュニティ」のハブとしての機能を担っていきます。現在全国に200ヵ所設置されています(2024年2月末時点)。


<本件に関するお問い合わせ・取材のお申込み>
 認定NPO法人皆繋「ICS垢田家」
山口県下関市新垢田南町1丁目11-11
TEL:083-227-3201 FAX:083-227-3202 
Mail:info@minatsunagi.org
担当:勇士・仲山・萱野(主担当)
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