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躍動感あふれる独特の線画14点 奈義、岡山出身の文谷さん個展

直線や曲線が入り交じる独特な線画が並ぶ会場
直線や曲線が入り交じる独特な線画が並ぶ会場
 岡山市出身の画家文谷有佳里さん(39)=愛知県瀬戸市=の岡山県内初個展が10日まで、奈義町豊沢の町現代美術館で開かれている。直線や曲線、点線が入り交じる独特の線画が来館者の目を引いている。

 ペンや鉛筆で紙に即興的に描き出す手法で、2008~23年に制作した14点を展示。長さや太さ、濃淡もさまざまな直線が不規則に延びたり、曲線が複雑に重なり合ったりと緻密で躍動感にあふれる作品が並ぶ。美術館入り口付近のガラスには今回の個展のためにフェルトペンで作品を描いている。

 文谷さんは「作品の深い意味を考えず見たままを受け取って楽しんで」と話している。

 開館は午前9時半~午後5時(入館は同4時半まで)。4日休館。一般・大学生200円(高校生以下と75歳以上は無料)。最終日は文谷さんのワークショップ(午後1時半~2時半)、文谷さんと現代美術研究者の筒井宏樹鳥取大准教授の対談(同3時)がある。

(2024年02月29日 17時46分 更新)

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