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4300人 合格へ最終関門に挑む 岡山大などで国公立大2次試験

問題冊子と解答用紙が配られ、試験開始を待つ受験生=25日午前9時22分、岡山大津島キャンパス
問題冊子と解答用紙が配られ、試験開始を待つ受験生=25日午前9時22分、岡山大津島キャンパス
4300人 合格へ最終関門に挑む 岡山大などで国公立大2次試験
 国公立大2次試験の前期日程が25日、全国各地の大学で始まった。172大学601学部で実施し、志願者は約23万人。募集人員に対する倍率は昨年と同じ2・9倍となった。

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 国公立大2次試験が始まった25日、岡山大(岡山市)、岡山県立大(総社市)、新見公立大(新見市)、福山市立大(福山市)では計約4300人の受験生が念願の志望校合格に向けた最終関門に挑んだ。

⇒岡山大2次試験の問題と解答例

 岡山大津島キャンパスには午前7時ごろから傘を差した受験生が続々と会場入り。周辺の道路渋滞で試験開始が30分繰り下げとなり、工学部を受験した操山高男子(18)は「バタバタした雰囲気もあったが、自分を信じて平常心で臨めた」と振り返った。

 大手予備校河合塾は、新型コロナウイルス禍では理高文低の傾向が強かったが、コロナが5類に移行して外国との交流がイメージできるようになり、外国語や国際関係の学部で志願者が増加に転じていると分析する。

 岡山大では、外国の言語や文化を学べる文学部が倍率2・8倍で昨年より1・1ポイント増加。兵庫県立姫路東高女子(17)は「英米言語文化学に興味がある。合格したら欧州に留学したい」と話した。

 同大は引き続き26日に医、歯、薬学部で面接があり、医学部保健学科を受けている津山高女子(18)は「災害の現場で被災者を助けられる看護師になるため、面接でしっかりと思いを伝えたい」と家路に就いた。合格発表は3月7日。

 福山市立大では、都市経営学部を受けた岡山龍谷高男子(18)が「時事問題の対策に力を入れた。手応えはあったので結果を待つのみ」。県立大ではデザインなど3学部、新見公立大は健康科学部で試験があった。

(2024年02月25日 20時38分 更新)

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