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吉備路マラソン 1万956人力走 総社、5年ぶり7種目に復活

備中国分寺をバックに早春の吉備路を力走する選手たち=総社市
備中国分寺をバックに早春の吉備路を力走する選手たち=総社市
 「2024そうじゃ吉備路マラソン」(岡山県、総社市、同市教委、山陽新聞社でつくる実行委、岡山陸上競技協会主催)は25日、総社市三輪の市スポーツセンター一帯を発着点にフルマラソンなど7種目が行われ、計1万956人が歴史ロマン薫るコースを駆け抜けた。

 朝方までの雨も上がり、午前10時の10キロの号砲を皮切りにカラフルなウエアに身を包んだ市民ランナーらが順次スタート。備中国分寺や造山古墳といった歴史遺産が点在する早春の吉備路を力走した。沿道では住民や選手の家族が声援を送り、過去最多の約2600人のボランティアが給水所などで大会運営を支えた。アテネ五輪マラソン代表で元天満屋女子陸上部の坂本直子さんらゲストも大会を盛り上げた。

 開会式では大会長の片岡聡一総社市長、岡山陸協の松田正己会長(山陽新聞社社長)らが選手を激励。大会が縁で交流のある仙台市と山口県下関市の中学生が選手宣誓した。

 前回は新型コロナウイルスの感染対策で実施種目を絞っていた大会は5キロや3キロなどが“復活”し、5年ぶりにコロナ禍前と同じ7種目で争った。

(2024年02月25日 18時40分 更新)

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