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山陽本因坊戦 多田さん挑戦権獲得 25日、山田さんと3番勝負

熱戦を制して挑戦権を獲得した多田さん(右)。左は江尻さん
熱戦を制して挑戦権を獲得した多田さん(右)。左は江尻さん
 「第68回山陽本因坊戦」(岡山県アマチュア囲碁連盟、山陽新聞社主催)の挑戦者決定戦が18日、岡山市北区柳町、山陽新聞社で行われ、薬剤師の多田遼太郎さん(32)=岡山市北区=が挑戦権を獲得した。郷土のアマ囲碁界トップの座を懸け、前期山陽本因坊の山田紘平さん(39)=倉敷市中島=との3番勝負に挑む。

 アマ強豪ら38人が参加したトーナメントを勝ち上がった8人が、準々決勝から対局。総互先、黒番6目半コミ出し、持ち時間各1時間のルールで熱戦を繰り広げた。

 挑戦者決定戦は多田さんと江尻敏彰さん(58)=岡山市中区=の山陽本因坊経験者同士の対戦で、互いに持ち時間を使い切って秒読みに入る激戦となった。江尻さんが中盤からリードしたが、多田さんが粘り強く食い下がり、失着をとがめて逆転、中押し勝ちした。

 2度目のタイトルを狙う多田さんと、防衛すれば3連覇で「永世山陽本因坊」の称号を得る山田さんが争う3番勝負は、25日に同社で打たれる。

 観戦記は4月9日から本紙に掲載予定。決勝を除く成績は次の通り。(上が勝者、敬称略)

 【準々決勝】多田 中押し 兼田雅史(岡山市)▽藤田明弘(倉敷市) 中押し 武本成史(岡山市)▽片山孝(同) 1目半 林昌幸(早島町)▽江尻 半目 福原勘左衛門(津山市)【準決勝】多田 13目半 藤田▽江尻 中押し 片山【3位決定戦】片山 中押し 藤田

(2024年02月18日 19時02分 更新)

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