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確定申告 岡山でもスタート 税務署はe―Tax利用呼びかけ

税務署職員らの助言を受けながら手続きを行う納税者=岡山コンベンションセンター
税務署職員らの助言を受けながら手続きを行う納税者=岡山コンベンションセンター
 2023年分の所得税などの確定申告が16日、全国一斉にスタートし、岡山市内の特設会場にも年金受給者や会社員らが次々と訪れた。会場では原則、個人のスマートフォンを使った申請となっており、岡山県内の各税務署は混雑回避のため、自宅などでのe―Tax利用を呼びかけている。

 特設会場は、岡山東、岡山西、西大寺、瀬戸の4税務署が岡山コンベンションセンター(岡山市北区駅元町)に合同で開設した。当日配布の整理券を受け取ったり、無料通信アプリ・LINE(ライン)で予約したりした納税者が指定時刻に入場。税務署職員らの助言を受けながら、電子申告・納税システム「e―Tax」を通じて手続きを進めていた。

 通常は自宅でe―Taxを利用するという同市北区、女性(61)は「今回は書類の提出が必要で会場に来た。ほとんどの申請がスマホででき、とても便利」と話した。

 所得税の確定申告は、年収2千万円以上や副収入が20万円以上の会社員、個人事業者、年金収入400万円以上の年金受給者らが対象。昨年10月にインボイス(適格請求書)制度が始まり、発行事業者は新たに消費税の申告が必要になる。

 岡山県内では同センターのほか、倉敷税務署が会場とするイオンモール倉敷(倉敷市)、各税務署(岡山東、岡山西、倉敷除く)で申告を受け付けている。

(2024年02月16日 16時03分 更新)

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