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学芸員 ラップで推しへの愛バトル 3月2、3日 岡山県立美術館

「ラップバトルトーナメント」をPRするチラシ
「ラップバトルトーナメント」をPRするチラシ
 岡山県内の美術館、博物館学芸員が、作品や資料への愛をぶつけ合う「ラップバトルトーナメント」が3月2、3日、県立美術館(岡山市北区天神町)で開かれる。若い世代に人気の「MCバトル」にちなみ、出場者が一対一でリズムに乗せて“推し”の由来や魅力を主張し、情熱の深さを競う。

 少しお堅いイメージもある学芸員と、時に攻撃的なリリック(歌詞)を刻むラップ―。異色の組み合わせが話題を呼んだ昨年1月に続く2回目。今回は、県博物館協議会に加盟する施設から参加者を募り、日本画、仏像、古代オリエントの考古資料などを専門とする6人が名乗りを上げた。

 初日は3試合で6人が1回ずつ対戦。各試合の勝者が2日目に進み、初代王者の林原美術館(岡山市)・橋本龍さんを加えた4人で決勝トーナメントを戦う。東京で活動するラッパー2人が進行役を務め、勝敗は審査員2人と観客が決める。

 両日とも午後2時開演、定員は200人(先着順)で、入場料千円(2日分1500円)。観覧券は県立美術館で販売し、購入者には同館で27日に開幕する特別展「走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」(山陽新聞社など主催)の500円割引クーポンを贈る。問い合わせは同館(086―225―4800)。

(2024年02月11日 19時00分 更新)

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