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マムシよけ、安産願い長い列 津山・福力荒神社で例大祭始まる

拝殿前で祈願する参拝客たち
拝殿前で祈願する参拝客たち
 マムシよけや安産に御利益があるとされる津山市福力の福力荒神社で10日、旧正月を祝う例大祭が始まり、市内外から訪れた大勢の参拝客でにぎわった。12日まで。

 参道には100メートル以上にわたって祈願者の長い列。拝殿前でさい銭を投じ、手を合わせた後は、田畑や家の周りにまくとマムシが寄り付かないという「御浄砂(ごじょうさ)」や安産のお守りを買い求めていた。

 地元小学生が巫女(みこ)の姿で浦安の舞や豊栄の舞を披露したほか、たい焼きや唐揚げなどの屋台約100店も並び、祭りを盛り上げている。

 家族4人で参った岡山市北区の女性(92)は「健康で長生きできるよう祈願した。家の周りは田んぼが多いので、帰ったらすぐに御浄砂をまきます」と話した。

 同神社は1403年に創建。初代津山藩主・森忠政の娘が難産だった時や森家の家臣がマムシにかまれた時に祈願した際、御利益があったと伝わる。

(2024年02月10日 16時43分 更新)

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