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備前市と神石高原町 芸術交流協定 備前焼中心に作家育成などで連携

協定書を交わした吉村市長(左)と入江町長
協定書を交わした吉村市長(左)と入江町長
 備前市と広島県神石高原町は9日、備前焼を中心に文化芸術交流を進める協定を結んだ。交流人口の拡大や若手作家の育成などで連携する。

 同町内に同市の備前焼作家らが創作活動をする芸術家村があることがきっかけ。作家の活動支援や陶芸体験イベントの開催などで協力するほか、同市が2024年度からイタリアなどで開く備前焼の海外巡回展での連携も想定。両市町の子どもたちの相互派遣も検討する。具体的な取り組みは今後詰める。

 備前市役所で締結式があり、吉村武司市長と入江嘉則町長が協定書を交わした。吉村市長は「住民レベルで行われていた備前焼を通した交流をさらに発展させていく」、入江町長は「文化芸術には人を結びつけ、共感を生み出す力がある。両地域が活気づくことを期待している」と話した。

(2024年02月09日 16時26分 更新)

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