岡山商工会議所（岡山市北区厚生町）と同市を拠点とするトップスポーツ４チームなどは７日、市が整備を検討している新アリーナの実現を求める署名を大森雅夫市長に提出した。署名活動は昨年１２月にスタートし、１月末時点で８万５５５１人分に上った。

　活動は、同会議所と岡山シーガルズ、トライフープ岡山、岡山リベッツ、ファジアーノ岡山、岡山県経済団体連絡協議会でつくる委員会が実施。署名の内訳は、市民が４７％、同市を除く県民が３５％、県外の人が１８％となった。

　同委員会のメンバーが市役所で市長に提出し、同会議所の松田久会頭は「市民だけでなく、市外や県外からも多くの署名が寄せられた。まちづくりに役に立つ施設として推進してほしい」と要請。市長は「署名を重く受け止めている。（財政負担などの協力を求めている）県から明確な回答はない状況だが、新年度予算での対応について来週に判断したい」と述べた。

　松田会頭は同日、伊原木隆太知事にも署名活動の状況を報告。「（建設に向けた）明確な答えは得られなかった」としている。

　署名活動は今後も継続し、今月中旬までに１０万人分を目指す。