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長距離IoT通信のフォレストシー、国土交通省SBIRフェーズ3基金事業に約2.7億円で採択

2024年02月07日 13時00分 更新
株式会社フォレストシー
LPWAを用いて災害情報収集の高度化と低コスト化の両立及び社会実装を目指した実証事業を開始



株式会社フォレストシー(代表取締役:時田義明、本社:東京都江東区)は、国土交通省が公募した「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3基金事業)」に採択され、約270,000千円の補助事業を行うことが決定しました。情報通信・計測機器大手のアンリツ株式会社と共創し、弊社独自の無線通信技術「GEO-WAVE (ジオウェイブ、LPWA:920MHz/250mW)」(以下GEO-WAVE)を活用しながら、プログラム期間3年で高度化と低コスト化の両立を実現する災害情報収集システムを開発し、社会実装を目指します。


背景と目的
近年、自然災害の増加と激甚化により、被害軽減や円滑な救助活動のための広域で迅速な災害情報収集システムの必要性が高まっています。このシステムは、無線化、省力化、自動化により支えられるべきですが、現実には中山間地域での通信手段確保の難しさ、市街地での電波干渉、高額な導入と維持コストなどが課題になっています。さらに、複数の災害現場にわたるセンサネットワークを統合的に制御し、セキュリティを保ちながら国・地方自治体・防災関係機関等との相互接続・相互利用が可能なシステムも確立されていません。
これらの問題を解決するため、フォレストシーはGEO-WAVEを用い、アンリツ株式会社の技術協力を得て、コストを抑えつつ、安全かつ効率的な災害情報収集システムの開発に着手します。このシステムは、国土交通省が目指す「防災・減災、国土の強靱化」の実現、さらに関係機関や住民が一体となって取り組む流域治水に代表される協働型防災対策の強化に貢献することを目的としています。

事業の概要
本事業では、高出力・高感度・双方向・マルチホップ・マルチチャネルという特長を持ったGEO-WAVEをベースに、共創関係にあるアンリツ株式会社から分散型遠方監視装置(NETIS登録番号 KT-230135-A)*の提供とその技術的サポート、及びネットワーク管理システムの設計と開発の支援を受け、広域対応、高信頼性、高セキュリティ、情報連携強化を備えた低コストな災害情報収集システムの開発を目指します。

3つの開発目標
1. 既存の多様なセンサと柔軟に接続可能なインタフェースを備えた汎用無線端末の開発
2. 高信頼性・高セキュリティなセンサネットワークシステム(中継局・基地局)の開発
3. 無線端末を含む全体を制御するセンサネットワーク管理システム(クラウド)の開発


株式会社フォレストシーとGEO-WAVEについて
弊社は自然再生・地方創生を基本理念に、IoTで人と自然の共生を目指す事業展開をしているベンチャー企業です。独自の無線通信技術「GEO-WAVE(ジオウェイブ)」を使い、プロダクト、ネットワーク、クラウドといったIoT通信インフラに必要な要素を全て提供しています。
GEO-WAVEは920MHz/250mWのLPWAで他規格よりも通信距離が長いため、遠く、広く行き渡り、険しい地形で携帯圏外も多い中山間地域などの通信困難地域でも広域でつながります。これまでに官公庁・自治体向けに獣害対策や林業従事者の安全対策を目的に全国100地域以上で導入実績があります。

詳細はこちらより
フォレストシーHP
https://satoyama-connect.jp
【PV】フォレストシーが作るIoT通信インフラの世界
https://youtu.be/hz8q_tc1Ktw?si=yWgl5yslkbHd61Er

■本件に関するお問い合わせ
株式会社フォレストシー 
広報担当(藤本・芦田)
メール: fs_info@geowave.jp
フォーム: https://satoyama-connect.jp/contact/
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