岡山県トラック協会（岡山市北区青江）は、人手不足が深刻な運輸業界のイメージアップに向け、県内の高校生から募った広告デザインコンテストの入賞作１３点を決めた。最優秀賞には、岡山工業高デザイン科２年橋田碧衣さん（１７）の作品が選ばれた。

　作品は、幼い子と母親が宅配便のドライバーから荷物を受け取る場面などを描写し、「日本の暮らしを支えるヒーロー」といった言葉を添えた３枚一組。「分かりやすく、完成度の高い作品」（同協会）と評価された。

　橋田さんは「ドライバーをヒーローに見立て格好良く描いた。運輸業の役割の大切さを伝えたい」と話している。

　コンテストは２０１９年度にスタート。本年度は５８点の応募があり、大学教授と同協会役員が最優秀のほか優秀賞２点、佳作１０点を選出した。最優秀と優秀賞の３点は、今月からＪＲ岡山駅２階東西連絡通路のデジタルサイネージ（電子広告）に４カ月ずつ表示。佳作１０点は４月から１年間、岡山県立図書館（岡山市）など県内の公立図書館で雑誌カバーを飾る。

　優秀賞は次の皆さん。（敬称略）

　小野明莉（岡山工業高２年）▽藤原由宇（同）