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被災地 子どもらの心のケア必要 岡山県教委チームが活動報告

鍵本教育長(右手前)に石川県七尾市での支援活動について報告する勝間さん(左手前)ら
鍵本教育長(右手前)に石川県七尾市での支援活動について報告する勝間さん(左手前)ら
 能登半島地震で被災した石川県七尾市で教育現場の支援に当たっている岡山県教委の「災害時学校支援チームおかやま」の第1陣が現地での活動を終え、24日、県庁で鍵本芳明教育長に取り組みを報告した。被災地では徐々に授業の再開が進む一方、子どもや教員の心のケアが必要になっている現状を伝えた。

 県内の教職員ら5人が16~20日、避難所となった小中学校14校を巡回し、早期の授業再開を支援した。避難者が身を寄せていた教室の掃除を行い、児童生徒の悩み相談にも応じた。リーダーで矢掛小の前校長勝間光洋さん(61)は「教員からも悩みを吐露され、心のケアが必要だと感じた。引き続き支援を行いたい」と話した。

 現在、七尾市で活動中の第2陣6人は26日まで支援に取り組み、第3陣として5人が28日に出発する予定。

 チームは2018年の西日本豪雨時、兵庫県のチームから支援を受けたことを機に22年3月に発足。県教委の研修を受けた教職員ら62人が登録している。

(2024年01月24日 21時16分 更新)

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