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犯罪被害防止 プロレスで呼びかけ 玉野署とOPG メルカでイベント

特殊詐欺、自転車盗防止へ気勢を上げるプロレス愛好家、玉野署員ら
特殊詐欺、自転車盗防止へ気勢を上げるプロレス愛好家、玉野署員ら
防犯グッズを観客に配る選手
防犯グッズを観客に配る選手
 技とパワーで犯罪ストップ―。玉野署は14日、岡山県内外のプロレス愛好家でつくる「OPG(俺たちプロレス軍団)」と協力し、特設リングで特殊詐欺や自転車盗の被害防止を呼びかけるイベントを、玉野市宇野の商業施設メルカで行った。

 県内で両犯罪の被害件数が増えており、同署がOPGに提案。選手18人と署員らがリングに上がった。

 OPG岡山代表のグレートムタイガー選手は、署員とともに実際にあった手口を再現した特殊詐欺の寸劇を披露。続いて行われた試合では、署の啓発ポスターにも登場するThe ISHI選手が、自転車を盗んだ敵レスラーの首と足に固め技を決め、自転車の二重施錠を呼びかけた。観戦した家族連れらは迫力満点のパフォーマンスに歓声を上げた。

 試合の合間には、選手らが観客に啓発チラシや自転車のワイヤ錠を配った。荘内小2年の男子(8)は「間近で技を見て、かっこよかった。二重ロックを忘れずにしたい」。グレートムタイガー選手は「イベントを通して少しでも防犯意識を高める力になれたらうれしい」と話した。

(2024年01月15日 17時35分 更新)

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