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新しい年 初日に願いを 岡山、広島県東部のスポット紹介

 新しい年の幕開けとともに初日に願いを―と、各地の山頂や展望台などは1日、大勢の人が訪れる。振る舞いやイベントでにぎわう岡山県と広島県東部の主なスポットを紹介する。

 ◆神道山(岡山市北区尾上)

 黒住教本部主催の元日の「日拝式」は午前7時ごろから山頂で実施。人数制限は設けない。駐車場は約500台分を用意。恒例だった大根を煮た「福福だいこん」の提供はない。

 ◆金甲山(岡山・玉野市境)

 児島半島最高峰、標高403メートルの山頂付近に約50台分の無料駐車場がある。31日午後10時から1日午前5時までは山頂への県道が封鎖され、一般車両は封鎖解除後に通行できる。

 ◆王子が岳(玉野・倉敷市境)

 標高234メートルで、晴れれば瀬戸大橋や瀬戸内海の多島美、四国の山並みも一望できる。山頂に約200台分の無料駐車場がある。

 ◆鷲羽山(倉敷市大畠)

 瀬戸内海の島々を染める日の出を標高133メートルの山頂付近で楽しめる。第2展望台では午前6時ごろから、住民グループがぜんざい千食を振る舞う。無料駐車場は約400台。

 ◆秋葉山(総社市井尻野)

 総社青年会議所が午前5時半から、標高247メートルの山頂広場で参拝式を行う。おでんやぜんざい、飲み物を振る舞う。

 ◆熊山(赤磐市奥吉原)

 標高508メートルの山頂付近に展望台があり、天候が良ければ瀬戸内海の島々が見渡せる。駐車場約20台分を開放する。

 ◆竜天天文台公園(赤磐市中勢実)

 標高470メートルにある天文台に門松を飾る。午前6時から「初日の出を迎える会」を開く。地元住民が豚汁や甘酒、コーヒーを振る舞う。無料駐車場約100台。

 ◆経ケ丸山頂(井原市笹賀町)

 標高281メートルの山頂展望台で日の出に合わせ、地元和太鼓グループ・井原鏡獅子太鼓が演奏を繰り広げる。

 ◆高越山(井原市神代町)

 山頂の高越城址(じょうし)で、城址顕彰会などが御来光に合わせて「初日の出を見る会」を開催。地元和太鼓グループ・井原早雲太鼓による演奏や甘酒の接待もある。

 ◆黒沢山(津山市東田辺)

 市中心部に昇る初日の出を標高約670メートルから拝める。中腹の万福寺駐車場(約200台分)で午前6時半ごろから、地元の東田辺町内会が甘酒やミカンを振る舞う。

 ◆津山城跡(津山市山下)

 午前6時に開園(入場料が必要)。温かい甘酒を無料提供し、ぜんざい(300円)やコーヒー(100円)を販売する。昔ながらの正月遊びを楽しめるコーナーもる。

 ◆弥高山(高梁市川上町高山)

 岡山県内有数の雲海スポットで、標高は654メートル。午前6時半ごろから住民グループによる甘酒、コーヒーの提供があるほか、日の出後には渡り拍子の演舞もある。無料駐車場(約100台)から徒歩15分。

 ◆霧の海展望の丘(高梁市松原町松岡)

 展望台は標高約500メートルに位置し、四国の山々が見えることがある。雲海の名所としても知られる。午前6時半ごろから住民グループによる福引イベントがある。

 ◆グリーンライン(福山市水呑町―同市鞆町後地)

 沼隈半島を縦断する総延長14・4キロの県道。沿道の後山公園展望台(同市沼隈町能登原)や朝陽(ひ)の展望台(同市鞆町後地)などから、鞆の浦や尾道水道が見られる。午後11時~午前5時は通行禁止。

 ◆仁井山城跡(福山市坪生町)

 地元町内会による「元旦登山」が行われる。午前6時半、麓の仁井町内会子ども広場に集合。約20分かけて登り、仁井山頂の山城跡で初日の出を拝む。参加無料。

 ◆千光寺公園(尾道市西土堂町)

 公園と麓を結ぶロープウエーを午前6時半から運行。展望台から瀬戸内の島々を一望でき、天気が良ければ四国まで見える。先着100人に尾道観光カレンダーを贈る。

(2023年12月30日 19時37分 更新)

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