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「ワールドチャンピオンになる」 山本由伸 ドジャース移籍で会見

オリックス入団時に監督だった福良淳一GM(左)から花束を贈られる山本由伸=大阪市
オリックス入団時に監督だった福良淳一GM(左)から花束を贈られる山本由伸=大阪市
 プロ野球オリックスから米大リーグ・ドジャースへの移籍が決まった山本由伸(25)=備前市出身=が30日、大阪市で記者会見し、「ワールドチャンピオンになりたい」と新天地での抱負を語った。

 2021年から3年連続で最多勝、最優秀防御率など投手4冠に輝いた右の剛腕のもとにはメジャーの複数球団からオファーが届いた。会見では「どの球団も高く評価していただき、心を揺さぶられた。悩みに悩み、濃い時間だった」と振り返り、ドジャース入団の決め手については「とにかく勝つことが一番なので、それに一番近いところを選んだ」と明かした。日本代表でも共闘した大谷翔平(29)とチームメートになることに関しては「世界のトップ選手なので特別なこと。自分の成長につながる」と話した。

 ドジャースとは12年総額3億2500万ドル(約465億円)の大型契約を結んだ。「実感が湧かない部分がある。開幕までの時間を大切にしっかり練習し、ワールドチャンピオンに貢献できるような選手になる」と活躍を約束した。

 備前市の伊部小、備前中、都城高(宮崎)を経てドラフト4位で2017年にオリックスに入団。7年間で70勝を挙げ、21年からのパ・リーグ3連覇に貢献した。この日は球団指定のネクタイを締め、「故障や体調に気を使ってもらい、健康にプロ生活を送れた。負ける悔しさを味わい、3連覇や日本一を通して勝つことの喜びや大切さも知った。オリックスだからここまで成長できたと感じる」と感謝の言葉を述べた。山本はドジャースの本拠地・ロサンゼルスでの入団発表を終え帰国した。

(2023年12月30日 18時30分 更新)

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