明けましておめでとうございます。オリンピックイヤー、辰年がスタートしました。

　「新年１回目のコラム写真、辰にまつわる写真を撮ろう！」と決断したのはいいですが、何せ辰年だけは本物がいないので難題です。凡人の発想そのままに、タツノオトシゴ目当てで玉野市「渋川マリン水族館」へ行きましたが、残念ながら見つけられず断念しました。

　辰にまつわる写真を撮れずに悶々（もんもん）としていたところ、総社市にある古刹（こさつ）宝福寺へ。ひょんなことから龍の天井画情報をゲットしたのです。仏殿の天井画は「水呑みの龍」と言われ、毎夜、敷地内の池の水を飲むと言う伝承があります。江戸時代の画僧の作で、薄暗い建物内だと迫力があります。

　そしてテレビから舞い込んだのが「折れた枝が龍に見える杉」のニュース。早速、真庭市にある高岡神社へ。駐車場を降りてすぐ、平安杉（同市天然記念物）と呼ばれる大木がそびえています。７メートルくらい（勘）の高さにある大枝が裂け、まるで龍に見えるのです。数年前の台風で枝が折れて、勇壮な龍が現れたそう。テレビも言ってましたが、見過ごされてきた枝に新たな視点を加えた方が偉いと思います。

五輪イヤーはフラッグシップ機次々登場か

　今年はパリ五輪が開催されるだけにカメラの最高機種、いわゆるフラッグシップ機が続々登場しそうです。まず月末に販売が開始されるソニーのα９Ⅲ。...