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H3ロケット2月打ち上げ 国産2号機、失敗から1年

 鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられるH3ロケット1号機。2段目エンジンが点火せず、指令破壊された=3月
 鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられるH3ロケット1号機。2段目エンジンが点火せず、指令破壊された=3月
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が国産新型のH3ロケット2号機を、来年2月15日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げる方針を決めたことが27日、関係者への取材で分かった。H3の打ち上げは今年3月に1号機が失敗して以来、約1年ぶりとなる。

 H3はJAXAなどが開発した2段式液体燃料ロケットで、現在主力のH2Aの後継機。2号機は、2機の超小型衛星を載せて打ち上げる。当初は地球観測衛星「だいち4号」を搭載する計画だったが、1号機失敗を踏まえて変更した。

 1号機は3月7日、同宇宙センターを離陸。目標の軌道には投入できないため指令破壊された。

(2023年12月27日 22時38分 更新)

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