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マイナカードで休日保育予約へ 福山市、1月からアプリ実証実験

福山市役所
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 福山市は、マイナンバーカードを活用したアプリで休日保育の予約ができるシステムの実証実験を来年1月28日~2月25日、市内の私立4保育施設で行う。広島県内初の試みで、福山、尾道、笠岡、井原市など備後圏域8市町から受け入れる。結果を検証し、2024年度以降に本格導入する。

 私立施設の休日保育は1カ月~2日前までに電話で施設に空き状況を確認し、対面で申込書類を提出して面談する必要があった。スマートフォンにダウンロードしたアプリを利用すれば24時間申し込める上、手続きが全てオンラインで済み、保護者の負担軽減につながるという。

 利用者はマイナカードを読み取って住所、氏名といった情報を登録。4施設の空き状況を確認できるようになり、仮予約をしてアレルギーの有無などを記した書類を送信し、初回のみオンラインで面談する。

 4施設は花園保育園、認定こども園のせんにしの丘、大門未来園、ゆめな。福山市は利用者数を集計し、アンケートも行って成果や課題を調べる。

 アプリのサービスは実験終了後の3月以降も続け、通信アプリ「LINE(ライン)」で予約している公立保育施設への併用も検討する。児玉明彦・市保育施設課長(57)は「一時預かりや病児・病後児保育の予約にも広げていきたい」と話す。

(2023年12月31日 15時29分 更新)

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