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東電、トリチウム分析頻度を減へ 福島原発処理水放出の期間外

 東京電力は25日、福島第1原発処理水の海洋放出を8月に開始して以降、原発から3キロ以内の10カ所で海水を毎日採取し、放射性物質トリチウム濃度の分析結果を翌日公表してきた「迅速測定」を、放出期間中と完了後1週間以外は放出口に近い4カ所で週1回、他の6カ所で月1回に減らすと発表した。26日から実施する。

 3回目の処理水放出は11月に完了。今回の見直しを受け、放出口に近い4カ所では26日に採取した後は来年1月1日、8日、15日、22日に採取。他の6カ所は今月26日、来年1月1日、2月5日に採取する。2月下旬に4回目の放出を開始した後、完了後1週間までは4カ所で毎日、6カ所で週2回採取する。

(2023年12月25日 19時36分 更新)

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