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キリスト生誕地、ミサも閑散 パレスチナに連帯の女性像

 聖カテリナ教会前の閑散とした広場=24日、パレスチナ自治区ベツレヘム(共同)
 聖カテリナ教会前の閑散とした広場=24日、パレスチナ自治区ベツレヘム(共同)
 【ベツレヘム共同】イエス・キリストの生誕の地とされるヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ベツレヘムにある聖カテリナ教会で、24日深夜から25日にかけて恒例のクリスマスミサが開かれた。自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘の影響で観光客の姿はほとんどなく、異例の閑散状態。教会前広場には乳児を抱く女性の像とがれきが展示され、パレスチナへの連帯が示された。

 ベツレヘム当局は「街でのお祝いを制限する」と事前に通告。名物の巨大クリスマスツリーも、今年は広場に設置されなかった。

 教会近くの壁には「ガザに平和を」と英語などでメッセージが貼り出された。

(2023年12月25日 09時20分 更新)

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