プロ野球オリックスからポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を目指していた山本由伸投手（２５）＝備前市出身＝がドジャースと契約合意したと２１日（日本時間２２日）、メジャー公式サイトが報じた。１２年総額３億２５００万ドル（約４６５億円）で、日本選手の米球界移籍時で最高額となった。これまでは田中将大（楽天）がヤンキースと結んだ７年１億５５００万ドルだった。ドジャースは大谷翔平の加入が決まったばかりだった。

　プロ野球で最も活躍した先発投手を表彰する「沢村賞」を今季３年連続で受賞した山本はヤンキースなど複数の球団が獲得を争っていた。

　宮崎・都城高から２０１７年にドラフト４位で入団。２１年からリーグ最多勝と最優秀防御率、最多奪三振、勝率第１位の４冠を３年連続で獲得した。今季は２３試合で１６勝６敗、防御率１・２１。９月には２度目の無安打無得点試合を達成した。通算は１７２試合で７０勝２９敗１セーブ、防御率１・８２。