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労基署長、再就職巡り違反 利害関係先に要求、島根

 厚生労働省島根労働局は20日、島根県内の労働基準監督署長だった元職員が在職中、利害関係先に再就職を要求したのは国家公務員法違反に当たると認定したと発表した。同省は18日に認定し、内閣府再就職等監視委員会に報告した。既に署長を退職していることから、減給10分の1(6カ月)分の自主返納を求める。

 同省によると、元職員は署長だった2021年度に再就職を関係先に要求、その職に就いたという。同省は、職員の身分や求職に関する経緯、関係先を退職したかどうかの詳細を明らかにしていない。今年5月に監視委が違反の疑いがあるとして、同省に調査するよう求めた。

(2023年12月20日 19時15分 更新)

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