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「受刑者虐待」と調査・処分要請 長野刑務所で、内部から情報

 記者会見する海渡双葉弁護士(左)ら=20日午前、東京・霞が関の司法記者クラブ
 記者会見する海渡双葉弁護士(左)ら=20日午前、東京・霞が関の司法記者クラブ
 長野刑務所の刑務官が障害のある受刑者の50代男性を虐待した可能性があるとして、刑事施設の人権問題に取り組むNPO法人「監獄人権センター」の弁護士らは20日、東京都内で記者会見し、速やかな調査や刑務官の処分を求める申し入れ書を18日付で法務省に提出したと明らかにした。センター側が刑務所内の複数の受刑者に面会し、情報提供があったという。

 センターによると、この刑務官は6月1日~15日、訓練工場で知的、身体障害のある男性の指導を担当。男性が自分の名前をうまく言えないことを知りながら、名前を回答しない場合は食事を与えなかったりなどしていたのが周囲から目撃されていたという。

(2023年12月20日 18時55分 更新)

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