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中日ドラ1草加投手 和気小で交流 努力の大切さ 母校の児童に伝える

児童の前でピッチングを披露する草加投手
児童の前でピッチングを披露する草加投手
母校の和気小で講演する草加投手
母校の和気小で講演する草加投手
 プロ野球中日からドラフト1位指名され、入団が決まった草加勝投手(22)=亜細亜大=が19日、母校の和気小(岡山県和気町藤野)を訪れた。学校側の依頼を受けて実現。講演などを通じて、夢に向かって努力し続ける大切さを伝えた。

 全児童204人を前に講演。小学校統合前の藤野小出身で、野球を始めた1年生の時から「イチロー選手や大谷翔平選手のようなプロ野球選手を夢見ていた」と振り返った。登板機会が少なかった高校、大学での経験を踏まえ「強い気持ちを持てば壁を乗り越えられ、僕みたいに夢がかなうと思う」とエールを送った。

 児童や教諭とのキャッチボールでは、力のある球が繰り出されるたびに「おー」「すごい」と歓声が上がり、拍手が送られた。

 6年生35人の教室も訪問。1日の生活や今後の目標、座右の銘を聞かれ「朝の5時半から練習を始める」「新人王を目指し『無事これ名馬』のように、けがなく1年間投げ続けたい」と答えた。

 一緒にキャッチボールした6年の男子児童(11)は「ボールに勢いがあり、すごかった。中日ファンなので和気から応援したい」。草加投手は「懐かしい母校で後輩から元気をもらった。子どもたちに負けないよう、熱い闘志を前面に出して頑張りたい」と話した。

(2023年12月19日 16時36分 更新)

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