山陽新聞デジタル|さんデジ

岡山県産食材ふんだん「晴寿司」 みのるダイニング 期間限定で提供

県産食材をふんだんに使った「みのるダイニングさんすて岡山」の晴寿司
県産食材をふんだんに使った「みのるダイニングさんすて岡山」の晴寿司
 JA全農(東京)がJR岡山駅構内で営む飲食店「みのるダイニングさんすて岡山」は、岡山県産食材を使った創作五目ずし「晴寿司(はれずし)」のオリジナルメニューを開発し、15日までの期間限定で提供している。

 シャリに瀬戸内海産のカキ殻を土壌改良材に活用して育てた「里海米」を使用。具材はいずれも県産で、ローストビーフや黄ニラ、勝英地域特産の黒大豆・作州黒の煮豆を盛り付けた。クロダイ(チヌ)も取り入れ、そぼろ状にして甘辛く煮付けたり、切り身を素揚げにしたりしてのせた。2189円、1日5食限定。

 同店は「肉、魚、野菜と一皿で岡山を堪能できる。ばらずしを食べたことのない若い人にも味わってもらいたい」としている。

 晴寿司は、JAグループ岡山を中心とした官民21団体でつくるブランド推進会議が企画。シャリに県産米、具材に旬の県産食材をふんだんに使用―などと定義する。郷土料理ばらずしの消費が減り、海洋環境の変化でシャコやモガイといったなじみの具材も手に入りにくくなったことから、型にとらわれない“令和版”として普及に取り組んでいる。

 これまで、すし店やスーパーで持ち帰り用を販売していた。店内メニューとして同店が初めて11月から提供。今月から津山旬菜レストラン城見亭(津山市新魚町)でもつやま和牛を使った晴寿司を販売(要予約)している。

(2023年12月06日 15時54分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ