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ピカソやマティス 名品150点 ふくやま美術館35周年で特別展

南仏で制作したピカソの陶器などが並ぶ会場
南仏で制作したピカソの陶器などが並ぶ会場
シャガールの作品などが並ぶ会場
シャガールの作品などが並ぶ会場
南仏で制作したピカソの陶器などが並ぶ会場
南仏で制作したピカソの陶器などが並ぶ会場
 ふくやま美術館(福山市西町)で開館35周年を記念した特別展「芸術家たちの南仏 ピカソ、マティス、シャガールたちの楽園と逃避」が開かれている。著名な作家たちの名品に、来場者が見入っている。12月10日まで。

 20世紀に南仏で制作された絵画や立体、リトグラフといった約150点を展示。マティスの代表作の切り紙絵「ジャズ」や、古代イスラエルの王ダビデが夢想した世界を描いたシャガールの高さ約2メートル、幅約3メートルの油彩画が並ぶ。ピカソが南仏の町バロリスの陶器職人たちと合作し、絵付けしたつぼや皿なども注目を集める。

 鑑賞していた広島市安佐南区の男性(66)は「色使いがあでやかな作品が集まり、南仏の光を感じる。多くの出品作の中から気になる作家も見つかった」と話した。

 ふくやま美術館は1988年11月に開館。絵画や彫刻など3255点(今年3月末現在)を収蔵している。

 午前9時半~午後5時。月曜休館。一般千円、高校生以下無料。問い合わせは美術館(084―932―2345)。

(2023年11月25日 15時40分 更新)

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