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学校改革の矢掛中 県教育長が視察 定期テスト廃止や午後5時下校

矢掛中で国語の授業を視察する鍵本県教育長(左)
矢掛中で国語の授業を視察する鍵本県教育長(左)
 生徒たちの主体的に学ぶ意欲を育むため、本年度から定期テストを廃止するなど学校改革を進める矢掛中(岡山県矢掛町矢掛)の授業を24日、鍵本芳明県教育長が視察した。

 漢詩を取り上げた2年生の国語では、生徒が家庭で事前に学習してきた成果として音読を披露する様子を見守った。教諭は「表現やリズムを理解する」との授業の目標を確認しながら、あらためて読み方や内容を説明していった。

 同校は従来の中間・期末テストをやめ、1週間ごとに習熟度を問う単元テストを導入するとともに、家庭での学習時間確保に向け、部活動をする生徒を含めて午後5時までに下校するよう取り組んでいる。

 鍵本教育長は「既存のスタイルを変えていくことは大変だが、良い取り組みは積極的に発信していきたい」と話した。

 山部英之町教育長や小野秀明校長と意見交換も行った。

(2023年11月24日 18時26分 更新)

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