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ガザ戦闘、初の休止入り 人質解放第1弾13人

 自宅のがれきの中から所有物を捜す人々=23日、パレスチナ自治区ガザ中部(ゲッティ=共同)
 自宅のがれきの中から所有物を捜す人々=23日、パレスチナ自治区ガザ中部(ゲッティ=共同)
 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザでのイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が24日午前7時(日本時間同日午後2時)、休止期間に入った。カタール政府が23日に休止を発表していた。10月7日にハマスの奇襲攻撃で戦闘が始まって以来、合意に基づく休止は実現すれば初めて。イスラエルとハマスが合意した休止期間は4日間。その間にハマスが拘束する人質のうち50人を解放する。第1弾として女性と子ども計13人を24日午後4時ごろに解放する予定。

 ガザ北部に地上侵攻するイスラエル軍は23日夜も攻撃を続けた。双方が合意を履行するかどうかが焦点となる。ハマスの人質解放に伴い、イスラエルも拘束するパレスチナ人の一部を釈放する見通し。

 ハマスはガザ北部の難民キャンプで国連運営の学校が23日夜に攻撃を受け、約30人が死亡したと主張した。イスラエル軍報道官は同日夜「ガザ北部の制圧は長い戦争の最初の段階に過ぎない。われわれは次の段階に備えている」と述べた。

 戦闘休止はガザ全域が対象。

(2023年11月24日 14時19分 更新)

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