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岡山自慢の食品 県外に売り込み 120社・団体が展示大商談会

食品メーカーなどが自社製品をアピールした商談会
食品メーカーなどが自社製品をアピールした商談会
 岡山県内の食品メーカーや農園による展示大商談会「魅力ある食の祭典」(県産業振興財団、トマト銀行、県信用保証協会主催)が21日、岡山市北区大内田のコンベックス岡山で開かれ、県外のバイヤーらに自慢の商品を売り込んだ。

 約120社・団体がブースを設け、農産品やスイーツ、酒類、調味料などを展示販売。岡山西大寺麦酒五福工房(岡山市)は地元の東区西大寺地区で収穫されたシャインマスカットを使ったビールを、備前の夢(備前市)は小麦粉の代わりに米粉でとろみを出したレトルトカレーを並べ、首都圏や関西圏の百貨店、スーパーの担当者らに試食を勧めたり、商品のこだわりを説明したりした。

 笠岡湾干拓地でトマトを低農薬栽培するジェイ・イー・ティ・アグリ(笠岡市)の渡壁一夫取締役は「うまみと甘みが特徴。普段は会えないバイヤーにアピールし、販路拡大につなげたい」。広島県から訪れた百貨店の担当者は「おいしくて体に良いことはもちろん、非日常性が重要。どの商品も工夫が伝わってくる」と話した。

 商品の品質や独自性などを競うコンテスト、もみ殻を活用して新商品開発や脱炭素に取り組む企業によるセミナーも行われた。

(2023年11月21日 17時14分 更新)

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