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大名・宇喜多秀家の遺徳しのぶ 命日に岡山・光珍寺で慰霊法要

読経が続く中、手を合わせる参列者
読経が続く中、手を合わせる参列者
 岡山の礎を築いた戦国大名・宇喜多秀家(1572~1655年)の命日に当たる20日、菩提(ぼだい)寺の光珍寺(岡山市北区磨屋町)で慰霊法要が営まれ、顕彰グループ「宇喜多家史談会」の会員ら約20人が遺徳をしのんだ。

 比叡山延暦寺の藤波源信大阿闍梨(だいあじゃり)や光珍寺の石渡隆純住職らが読経する中、参列者は焼香をして祭壇に手を合わせた。甲冑(かっちゅう)姿の岡山おもてなし武将隊のメンバーも訪れた。

 初めて参列した女性(62)=同市北区=は「今でも法要に人が集まる秀家は地域の人に慕われていると感じます」と話した。

 12日には、秀家の父・直家とともに宇喜多家を発信する市などの顕彰組織が発足したばかり。石渡住職は「宇喜多家に対する関心の高まりが期待される。2月には直家の法要もあり、多くの人に足を運んでほしい」としている。

(2023年11月20日 16時31分 更新)

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