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ガザ北部で作戦領域拡大 軍、難民キャンプも空爆

 17日にイスラエル軍が提供した、パレスチナ自治区ガザとされる場所で作戦に参加するイスラエル軍車両(ロイター=共同)
 17日にイスラエル軍が提供した、パレスチナ自治区ガザとされる場所で作戦に参加するイスラエル軍車両(ロイター=共同)
 イスラエル軍の空爆後、生存者を探す人々=17日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファ(AP=共同)
 イスラエル軍の空爆後、生存者を探す人々=17日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファ(AP=共同)
 18日、パレスチナ自治区ガザ中部のブレイジ難民キャンプへのイスラエル軍による攻撃後、搬送される負傷者(ゲッティ=共同)
 18日、パレスチナ自治区ガザ中部のブレイジ難民キャンプへのイスラエル軍による攻撃後、搬送される負傷者(ゲッティ=共同)
 【エルサレム共同】イスラエル軍は18日、パレスチナ自治区ガザ北部に侵攻する地上部隊が作戦領域を拡大したと発表した。ガザ最大の医療機関シファ病院周辺の市街地でイスラム組織ハマスの戦闘員と交戦し、多数を殺害したとしている。ガザ北部ジャバリヤ難民キャンプを空爆し、多くの死者が出た。

 イスラエル軍は15日にシファ病院に突入し、掌握した。軍は病院地下にハマスの司令部があると主張しており、司令部やハマスが拘束している人質に関する情報収集を18日も続けた。軍のハガリ報道官は、シファ病院に加え、掌握したほかの病院でも捜索をしていると明らかにした。

 アラブメディアによると、ジャバリヤ難民キャンプでは、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営する学校が被害に遭った。死者数を巡っては数十人から200人まで情報が入り乱れている。ガザ北部の別の学校にも空爆があったという。

 UNRWAのラザリニ事務局長は「こうした攻撃が日常になってはならない。人道的な停戦をこれ以上待てない」とイスラエルを批判した。

(2023年11月19日 08時41分 更新)

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