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醍醐桜 一夜限りライトアップ 真庭、名木が薄ピンク色に染まる

ライトアップされて薄ピンク色に染まる醍醐桜
ライトアップされて薄ピンク色に染まる醍醐桜
 樹齢千年といわれる岡山県天然記念物・醍醐(だいご)桜(真庭市別所)を一夜限りライトアップする「醍醐桜のよるあかり」が18日夜、開かれた。寒空の下、名木が“満開”を迎えたかのように薄ピンク色に染まり、一帯を幻想的な雰囲気に包んだ。

 醍醐桜は標高約450メートルの高台に立つアズマヒガン。午後6時過ぎ、桜の周囲に並べたLED(発光ダイオード)照明5基が一斉に点灯し、樹高約18メートル、四方への枝張りが約20メートルにも及ぶ巨木の姿が闇夜に浮かび上がると、見物客から感嘆の声が上がった。地元児童らが手作りした灯籠約100個が桜に続く歩道を優しく照らし、ムードを盛り上げた。

 カメラを手に訪れた会社員男性(62)=岡山市北区=は「落葉していても威風堂々としており、醍醐桜の偉大さが感じられる」と話した。

 ライトアップは住民有志でつくる実行委が開き今年で3回目。

(2023年11月18日 20時46分 更新)

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