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テロなど有事に備え連携確認 日本原で自衛隊と県警が共同訓練

岡山県警と自衛隊が有事の連携を確認した共同実動訓練
岡山県警と自衛隊が有事の連携を確認した共同実動訓練
 テロ事件など重大な暴力事案に備えた自衛隊と岡山県警の共同実動訓練が15日、陸上自衛隊日本原駐屯地(岡山県奈義町滝本)であり、駐屯地の第13特科隊員、県警機動隊員、美作署員ら約80人が有事の連携を確認した。

 訓練は、強力な殺傷能力のある武器を持った工作員が県内に侵入し、首相から自衛隊に出動が発令された―との想定。初めに藤原拓也3等陸佐が「相互の能力や装備への理解を深め、共同対処能力を高めたい」、県警の高本勝利警備課長が「訓練を通じて顔の見える関係を構築し、連携を確実にしよう」と訓示した。

 パトカーの先導で自衛隊の指揮通信車や隊員を運ぶトラックが現場に急行する訓練を報道陣に公開。非公開部分を含めて訓練は午前中に約4時間行われ、参加者が迅速に行動していた。

 駐屯地での共同実動訓練は2014年から実施し10回目。

(2023年11月15日 11時28分 更新)

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