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ヘルソンに砲撃、1人死亡 奪還1年「ロシア支配続かず」

 ロシアの攻撃で破壊されたウクライナ・ヘルソン近郊の農場=10日(AP=共同)
 ロシアの攻撃で破壊されたウクライナ・ヘルソン近郊の農場=10日(AP=共同)
 ロシアの攻撃を受けた農場のがれきを眺める経営者=10日、ウクライナ・ヘルソン近郊(AP=共同)
 ロシアの攻撃を受けた農場のがれきを眺める経営者=10日、ウクライナ・ヘルソン近郊(AP=共同)
 【キーウ共同】ウクライナ南部ヘルソン州の検察は11日、州都ヘルソンにロシア軍の砲撃があり、1人が死亡、2人が負傷したと発表した。直撃した民家で火災が発生し、集合住宅も被害を受けたという。ロシアの占領下にあったヘルソンはウクライナ軍が1年前に奪還した。

 ゼレンスキー大統領は奪還1年に合わせて通信アプリにメッセージを投稿し「敵の力に屈しなかった人々は世界を鼓舞した。ロシアの支配が永遠に続くことはない」と訴えた。

 11日には首都キーウ(キエフ)に9月以来のミサイル攻撃があった。キーウ市当局は「52日間の停止を経て、敵が攻撃を再開した」と述べ、弾道ミサイル「イスカンデル」が使われたと指摘した。負傷者は報告されていない。

 キーウでは警報発令前に爆発音が響いた。ウクライナ空軍のイグナット報道官は、弾道ミサイルは速度が速くレーダーでの覚知が難しい場合があると説明した。ロシアが昨年の同時期にエネルギー施設への攻撃を強めた経緯があり、ウクライナは警戒している。

(2023年11月12日 08時26分 更新)

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