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藤井聡太、竜王戦3連覇 将棋、タイトル戦で19連勝

 将棋の第36期竜王戦7番勝負第4局で伊藤匠七段に勝利した藤井聡太竜王=11日午後、北海道小樽市
 将棋の第36期竜王戦7番勝負第4局で伊藤匠七段に勝利した藤井聡太竜王=11日午後、北海道小樽市
 藤井聡太竜王
 藤井聡太竜王
 将棋の第36期竜王戦7番勝負第4局は10、11日、北海道小樽市で指され、先手の藤井聡太竜王(21)=名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=が129手で挑戦者の伊藤匠七段(21)を破り4勝0敗で防衛、竜王戦3連覇を飾った。これで、出場した19度のタイトル戦を全て制した。

 日本将棋連盟によると、5番勝負や7番勝負で勝利し、19期連続でタイトルを獲得したのは故大山康晴15世名人と並び最多。

 藤井竜王は2020年の棋聖戦5番勝負で、最も若くタイトル挑戦して奪取。その後はシリーズ制覇を重ねていった。通算タイトル獲得19期は、歴代6位の故米長邦雄永世棋聖に並んだ。

 藤井竜王は10月11日、王座戦5番勝負第4局で永瀬拓矢九段(31)を破って王座を奪取し、17年に過去最も多い八大タイトル戦となってから、初めて全冠を独占。年内のタイトル戦は終了し、年明けは王将戦7番勝負、棋王戦5番勝負と続いていく。

 敗れた伊藤七段は藤井竜王と同学年。タイトル初挑戦での奪取は、ならなかった。

(2023年11月11日 18時59分 更新)

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