山陽新聞デジタル|さんデジ

仏映画、匿名出産と養子縁組描く 東京や横浜、福岡で公開

 誰にも身元を明かさず子を出産するフランスの「匿名出産」で生まれた男の子「テオ」と、養親になりたいと望む女性の出会いを通し、養子縁組制度を描いた映画「イン・セイフ・ハンズ」が10日、東京、横浜、福岡で公開された。16日まで。

 18年にフランスで製作された映画は110分。テオを一時的に預かる里親やソーシャルワーカーらが葛藤を抱えながらも、最善の環境を用意するために心を砕く。

 公開に先立ち、熊本市で予期せぬ妊娠に悩む女性を支援している慈恵病院が7日、同市で上映会を開いた。

 蓮田健院長は「生後数カ月の赤ちゃんでも心のケアをしないと調子が悪くなる様子が描かれている」と感想を述べた。

(2023年11月10日 17時23分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ