山陽新聞デジタル|さんデジ

六甲山登山を観光資源に 神戸市、道や拠点を整備

 JR新神戸駅に開設された「トレイルステーション神戸」=7月
 JR新神戸駅に開設された「トレイルステーション神戸」=7月
 神戸市は六甲山系の登山道や拠点を整備し、登山の観光資源化を進めるプロジェクトに取り組んでいる。民間企業と提携して登山者向けのデジタルサービスも進め、魅力の発信や登山客増加を目指す。

 市によると、神戸と登山は古くから縁がある。平安時代の「伊勢物語」に物見遊山で山中にある布引の滝を訪れた貴族が描かれる。明治時代に居留地の欧米人が登山を広め、神戸は近代登山発祥の地とされる。

 六甲山系の登山口に近く、山陽新幹線などが停車するJR新神戸駅に7月、アウトドア用品店「好日山荘」などが運営する「トレイルステーション神戸」が開設され、登山用品の物販やレンタルの他、登山情報の案内や荷物の預かりを行っている。

(2023年11月02日 03時39分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ