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雲間からのぞく“天空の山城” 高梁・備中松山城で雲海

雲海に浮かぶ備中松山城=1日午前6時36分
雲海に浮かぶ備中松山城=1日午前6時36分
 標高430メートルにそびえる備中松山城(高梁市内山下)は1日朝、雲海に包まれ、白くたなびく雲間から朝日を浴びて輝く幻想的な“天空の山城”の姿が浮かび上がった。

 雲海は寒さが増すこの時季の朝方、空気中の水分が冷やされて霧になってできる。日が昇るにつれてゆるゆると動き出し、国重要文化財の天守や二重櫓(やぐら)が顔をのぞかせた。

 城から約1キロ北東にある展望台では大勢の観光客らがカメラを構え、赤く色づき始めた周囲の木々とともに写真に収めた。会社員(42)=尾道市=は「広大な雲海と城の景色は素晴らしく、感動した」と話した。

 ピークは12月上旬まで続く。

(2023年11月01日 20時35分 更新)

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