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平和願い昇竜の大絵馬、和歌山 熊野本宮大社

 熊野本宮大社で完成した来年の干支「辰」の大絵馬=1日、和歌山県田辺市
 熊野本宮大社で完成した来年の干支「辰」の大絵馬=1日、和歌山県田辺市
 和歌山県田辺市の世界遺産・熊野本宮大社で1日、来年の干支「辰」の大絵馬が完成した。天に昇る竜を描いた九鬼家隆宮司(67)は、来年で世界遺産登録から20年となるのを踏まえ「世界遺産の心は国、文化、宗教などを乗り越え互いに認め合うこと。紛争の絶えない世界に向けて平和への願いを込めた」と語った。

 大絵馬は縦約1・1メートル、横約2・3メートル。赤い太陽を背景に雲海を乗り越えて昇る竜に「平和」と「Peace」の文字を添えた。12月1日に、大しめ縄とともに神門にかけ替える。

 大絵馬は9月から制作を始め、ほかにも6枚仕上げた。近くのJRの駅や南紀白浜空港などに掲げる。

(2023年11月01日 14時41分 更新)

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