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東海道新幹線のワゴン販売終了 のぞみ・ひかり60年の歴史に幕

 東海道新幹線の車内ワゴン販売=10月、JR東京駅
 東海道新幹線の車内ワゴン販売=10月、JR東京駅
 JR東海は31日、東海道新幹線の「のぞみ」「ひかり」で飲み物などを提供する車内ワゴン販売を終了し、1964年の新幹線開業以来60年近く続いてきた普通車での車内販売が幕を下ろした。

 駅周辺や構内の店の品ぞろえが充実したことで持ち込みが増え、車内の売り上げが減ったため。将来は労働力不足が予想されることも理由という。

 仕事で名古屋を訪れた滋賀県栗東市の会社員、内田隆一さん(38)は「お酒など飲み物を買うことがあったので、なくなると困るかもしれない」と寂しさをにじませた。

 終了に合わせ、ドリップコーヒーやアイスクリームは駅のホームに新たに設置した自動販売機で購入できるようにした。

(2023年11月01日 00時00分 更新)

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